杜の都仙台の近郊で樹木葬を考える

少子高齢化といえばわが国全体としての問題と捉えがちで、個人や家族レベルにはまったく関係がないイメージがありますが、よく考えてみればこれほど生活に身近な問題はありません。

本人が年齢を重ねて老いを迎えたとき、後継者となるような子供がいないと、先祖の祭祀やお墓の維持なども困難となってしまいます。

実際にこのような問題に悩む人々は少なくはありませんが、ほかならぬ伝統的な宗教の世界でも、悩みに対して手をこまねいているわけではありません。

そのひとつの答えといいうるものに、樹木葬とよばれる新しい葬送の方法が挙げられます。

これは従来の石の墓標の代わりに好きな樹木を植えて目印にするとともに、遺骨は土に還って自然の一部となるようにする弔いのしかたです。

現在のスタンダードと比較すればたしかに新しい葬送の方法のひとつではあるものの、どちらかといえば逆に本来のあり方に戻ったといえなくもありません。

杜の都とうたわれる宮城県仙台市の近郊でこのような樹木葬に関心があるのであれば、臨済宗妙心寺派の清浄山禅興寺があります。

仙台市街からもアクセスがよく、しかも静かで自然に恵まれた立地となっています。

宗派にとらわれずに申し込むことが可能であり、これまでの先祖代々のお墓の墓じまいなどの相談にも対応してもらえますので、一度相談をしてみて、現地を訪問して環境を確かめてみるのもよいでしょう。

いずれにしても情報を集めてじっくりと考えるのもたいせつです。